君たちと同じ「開拓地」の冒険者である男――クリシュナは、「かつて許されざる罪を犯した」ために、「二人」の人物から呪詛を受けたと語る。その結果として彼は肉体を失い、繰り返す「記憶の喪失」と「不運」の連鎖に囚われたのだ、と。 加えて、彼が「保護者」を曲がりなりにも務める|幽人《かくりびと》――「ヴァイドゥーリャ」は、その肉体を〈大蛇〉と呼ばれる怪物に捧げられてしまっている。現在、彼女が形を成しているのは呪術の効果によるものであり、来たるべき日までに「心臓」を取り戻さなければ、今の肉体もまた消滅し、〈大蛇〉は完全に復活を遂げるだろう。 かの日の儀式によって、〈大蛇〉に捧げられた心臓は、肉体を失ったクリシュナに、魂の宿るべき器、肉体を与えた。彼の心臓を奪えば、ヴァイドゥーリャを助けることはできるが、勿論その場合、直ちに彼は肉体を再び失うだろう。その時、かつての鎧のように依り代となるものがあるかは――……期待できないだろう。
※以下、ストーリーの全てが語られている訳ではありません
$$ 我らが王よ、帰還せよ $$
※太字は主要人物

――いつとは知れぬ遠い昔、遠い何処か。 まだヒトのものではなかった世界を巡り、不滅の戦士たちが争い合った時代があった。
